老眼鏡(リーディンググラス)の選び方

老眼鏡(リーディンググラス)の選び方

(1)老眼について
 ① 老眼の症状について
 ② 何歳から老眼が始まる?
 ③ 老眼のチェック方法

(2)リーディンググラスの選び方
 ① リーディンググラスは専門店で
 ② リーディンググラスの度数について
 ③ おすすめのフレーム

(3)おすすめのオプション

 


年齢を重ねていくごとに、体にはさまざまな変化が起こります。目に関しても例外ではなく、「老眼」という手もとのモノが見えにくくなる症状が多くの人に起こります。そんな時に使用するのが「老眼鏡」です。老眼鏡は別名「リーディンググラス」とも言われ、最近ではおしゃれなデザインも増えてきました。今回はおしゃれで便利な「リーディンググラス」についてご紹介いたします。

(1)老眼について

① 老眼の症状について

年齢とともに近くのものが見えにくくなるのが「老眼」です。ヒトの目は近くのモノを見るときは水晶体を厚くし、遠くのモノを見るときには薄くすることでピントを調節しています。水晶体は年齢を重ねるごとに弾力を失い、厚みを変えることが難しくなるため、ピント調節がうまくできずにぼやけて見えるようになります。そのままでいると新聞や雑誌の小さな文字が読みにくくなったり、ビジネスシーンで読み間違えてしまったりと日常に支障が出てしまいます。さらに眼精疲労や頭痛、肩こりなどの原因にもなってしまうので、少しでもおかしいなと感じたら専門店または専門医へのご相談ください。

 

② 何歳から老眼が始まる?

視力が良い方や近視の方など、目の状態によって多少個人差がありますが、多くの方が40代になると少しずつ近くのモノが見えにくくなったと感じるようです。「老眼鏡」という言葉に少しためらい、リーディンググラスを使用することに抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、安全や健康のためにも、きちんと適正な度数のメガネを使用されることをおすすめいたします。

 

③ 老眼のチェック方法

老眼かどうかは近点距離(ピント合わせができる一番近い距離)によって確認できます。近点の確認方法は下記の通りです。

【近点距離の測定】
①人差し指の腹を自分に向け、目の前にかざします。
②そのまま、人差し指を手前から奥のほうへ遠ざけていきます。
③人差し指の指紋がくっきりと見える(ピントが合う)ところまでの距離を測ります。

一般的にピントが合う距離が30cm以上の場合は、老眼鏡が必要だと言われています。
※近点距離には個人差があります。

(2)リーディンググラスの選び方

① リーディンググラスは専門店で

現在、雑貨屋や100円ショップなどでもリーディンググラスを気軽に購入することができるようになりました。しかし、そういったところで販売しているものは度数のパターンも少なく、乱視や左右の目それぞれの度数を調整することもできません。また、顔の大きさや黒目の位置は個人によって異なります。既製品を使用した場合はレンズの中央と黒目の位置がずれ、適切な位置でモノを見ることが難しくなる可能性もあります。度数や位置の合っていないメガネを使用し続けると眼精疲労やめまいの原因にもなります。専門店では、きちんと視力を測定し細かな調整を行うことで、お一人おひとりの視力に合ったぴったりの一本をお作りすることができます。長くお使いになられる場合はぜひ、専門店でご購入ください。

② リーディンググラスの度数について

リーディンググラスの度数は、使用するシーンによってご自身に必要な度数が変わります。
どういったシーンで使用するかをスタッフにお申し付けいただき、お客様の視力を考慮しながら最適なレンズをご提案いたします。
また、和光メガネでは既製品も取り扱っております。下記は対象物までの距離と度数をまとめたグラフです。
参考までにご覧ください。

※取り扱っている既製品レンズの度数は店舗によって異なります。くわしくは各店舗へお問い合わせください。

 

 

③ おすすめのフレーム

■ Mari Jewellery   MJ-357   78,000円

フレームのサイドにバラの花をあしらった、上品なフレーム。
バラの花の中心には宝石が添えられており、さりげないきらめきが目元を明るく輝かせます。
深みのある紫色は大人の女性にぴったりな、落ち着いた美しさを演出します。

 

■ Leonis  lo-1002   31,000円

丸みのあるフレームとマーブルな色合いがレトロモダンな雰囲気を醸し出します。
ファッション性が高く、幅広い年代の方にお楽しみいただけるデザインとなっています。
ビジネスにもプライベートにも、どちらのシーンでも使いやすいアイテムです。

 

■  MaoMao   MA-041  21,000円

 

フィギュアスケート選手の浅田真央さんがプロデュースした「MaoMao」。
軽さにこだわったフレームはふわっとした掛け心地で、頭部を優しく包み込みます。
細部のデザインも可愛らしく、しなやかな美しさを感じさせます。

 

■ cloud   CL-302 36,000円

うっすらと紫色を帯びたメタルフレームと、藤の花のような優しい紫色のフレーム。
随所に施された金色とフレームに施された流線形の細工が美しい逸品です。
丁番の可動域が広いため、掛け外しが多いリーディンググラスでもスムーズにご使用いただけます。

 

■ BLOOD BL-116 23,000円

シンプルで細めのフレームはどんなシーンでも使いやすく、一本持っておくととても重宝するアイテムです。
軽くてスリムなため、普段使いはもちろん、ご旅行や出張の際に持ち運びご使用いただくのにもおススメです。

 

 

(3)おすすめのオプション

■  くもり止め

マスクを着用しているときやお食事中、お料理を作っているときなど、レンズがくもってしまう場面は日常にたくさんあります。くもり止めを使用して、クリアな視界を保ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■  メガネチェーン(グラスコード)

メガネチェーンとはメガネを首から下げる紐やチェーンのことです。リーディンググラスなど、取り外しが多いメガネを使用される際にとても便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■  ブルーライトカットコーティング

パソコンやスマホを長時間使用する方におすすめです。加齢黄斑変性症の原因になるといわれているブルーライトを軽減し、目の健康を保ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■  帯電防止コート
掛け外しが多いリーディンググラスには指紋や皮脂汚れ、ほこりなどが付きやすくなります。
帯電防止コートをレンズに施すことでほこりが付きにくく、簡単にお手入れすることができるようになります。

 

■  遠近両用メガネ
メガネレンズの上部分には遠くを見るための度数が、中央部分には中間距離を見るための度数が、レンズの下部には近くを見るための度数が設計されています。
視線を動かすことでそれぞれの見たい距離を1つのメガネで見ることができるマルチフォーカスなメガネです。



老眼は年齢を重ねていく過程ですべての方が経験する体の変化です。「近くのモノが見えにくくなったな」と感じたら、きちんと度数の合ったリーディンググラスを用いて、快適な視界を保ちましょう。
リーディンググラス(老眼鏡)をお探しの方は、ぜひお近くの和光メガネへお越しください。